タク@now365netです。
テレビ、ガイアの夜明け【枯れてたまるか!~老後の常識が変わる~】で、”夢のみずうみ村”というリハビリ施設が紹介されています。
“夢のみずうみ村”は、今までの介護施設の常識を覆す取り組みで注目を浴びています。
介護しない介護施設”夢のみずうみ村”に、焦点をあててみたいと思います。
夢のみずうみ村とは?
一言で表すと、生活できる能力を確認することができる、リハビリ施設。
リハビリ訓練で得た能力を使って、人生を味わい楽しめるように、お手伝いをしてくれるのが、”夢のみずうみ村”なのです。
従来の介護にありがちな、過度の介護による状態の悪化を防いで、自立して生活を楽しむためのリハビリを実践しています。
夢のみずうみ村の特徴
- バリアアリー
日常生活で当たり前のように遭遇する階段や段差など、あえてバリア(障害物)を意図的に配置しています。
障害物の克服方法を習得することにより、生活範囲を広げることができるようになることが目的です。
- ワン・ステップ・ワン・グッズ
一歩先に、触れる物や・寄りかかる物などが、最低1つ以上ある環境。
日常あるタンスや壁などの身の回りの物を利用して、歩行できるように訓練します。
車椅子がなくても、人に頼らず歩行できる能力を身に付けていきます。
- バイキングライン
昼食はバイキング形式で、各自で食器に料理を盛り付けて、席まで運びます。
一連の流れは、手足を動かすリハビリになり、自分で食べる量を決めることも、認知注意機能を高めるリハビリになります。
- 自己選択・自己決定
各自が、一日の過ごし方を自分で選択して自分で決定します。
これにより、頭(脳)から手足の先までのリハビリに繋がっていくのです。
- 宅配ビリテーション
自分自身によって宅配された製作物などで、家族も含めた心と体のリハビリテーションになります。
家庭内で能力回復を目的として、家族も巻き込んで取り組んでいきます。
新しい技能も身に付き、脳を活性化し手足も鍛えれる、一石二鳥のリハビリです。
- 村内通貨:YUME(ユーメ)
施設内では、全て村内通貨のYUME(ユーメ)を使用します。
リハビリやカジノ、買い物などで、YUME(ユーメ)を稼いだり使ったりします。
主に、脳の活性化や認知症予防に効果があるのではないでしょうか。
- ウエイキングプール
温室・温水の流れるプールで、年中使用することが出来ます。
多彩な仕掛けが施されており、様々な刺激をうけます。
水の浮力を利用することにより、負担なく運動能力を鍛えることが出来ます。
- 師範・師範代制度
障害のある方が、得た能力を他の方に教えています。
例えば、片手料理教室では、片まひの方が片手で料理するノウハウを師範・師範代となって、他の片まひの方に教えています。
夢のみずうみ村の施設概要
名称:社会福祉法人 夢のみずうみ村
住所:山口県山口市中尾木乃787番地1
【事業所】
夢のみずうみ村山口デイサービスセンター [通所介護(大規模事業所II)]
夢のみずうみ村生きがい養生所 [通所介護(小規模型事業所)]
夢の湖村居宅介護支援事業所 [居宅介護支援]
夢ハウスゆだ [小規模多機能型居宅介護]
夢のみずうみ村山口デイサービスセンター[自立支援(生活介護・自立訓練(生活訓練)・児童デイサービス)]
※夢のみずうみ村サイトより抜粋
“夢のみずうみ村”は、普段の生活と同じ環境で、自立を支援してくれるようなリハビリ施設!
「介護しない介護」
楽しみながら、自分自身の本来の身体的能力を取戻していける、今までにはなかった介護を行ってくれるようですね。
至れり尽くせりの過度な介護は、本来持っている能力を損ないかねないと、僕も思います。
“夢のみずうみ村”のような施設が増えてくるといいですね(^^♪