旨香豚(うまかぶた)とは?パンとご飯をもとにしたエサで絶品豚肉

タク@now365netです。
テレビ「ガイアの夜明け」で、やわらかヘルシーポーク『旨香豚』が話題になっています♪
『旨香豚』の美味しさの秘密は、画期的な技術から生まれた”エサ”にありました。
『旨香豚』は、いったいどのようにして生まれたのか?
その工程から販売までを追ってみたいと思います。

旨香豚(うまかぶた)とは?

旨香豚は、関東近郊で66店舗のスーパーマーケットを営む「株式会社エコス」が、リサイクル飼料で育てた豚肉です。
エコスでは、日々店舗から排出される食品残さ(パンやご飯など)を堆肥化及び飼料化。
堆肥は、契約農家がコシヒカリを育てるのに使用して「エコス米」に。
飼料は、契約養豚家が豚のエサに使用して「旨香豚(うまかぶた)」に。
共に、エコスグループの店舗で販売されています。
旨香豚は、「やわらかいし、味がある」と好評です♪

旨香豚(うまかぶた)が誕生するまで~

旨香豚は、エコスと神奈川県相模原市にある(株)日本フードエコロジーセンター(旧:小田急フードエコロジーセンター)の共同開発で生まれました。
エコスの店舗から排出された残り物のパンやご飯は、日本フードエコロジーセンターに運ばれます。
そこで、粉砕、異物除去、殺菌、発酵処理などの工程を経て、リキッド状(粥状)の乳酸発酵飼料が作られます。
この飼料が、契約養豚家に支給されて、豚のエサとなっています。
乳酸発酵飼料の特徴は、糞尿の臭気が抑えられ、疾病率を低下させるといわれています。
家畜の疾病率が低下すれば、余分な抗生物質の投与を軽減できるので、健康で安全な豚が育ちます。

このエサを使うことによって、安全かつおいしい豚肉を消費者に提供することが可能になったのです。
乳酸発酵飼料の価格は、一般配合飼料の半分程度に抑えられ、畜産農家からも注目を集めているようですよ。

また、これらの食品循環資源再生の取組が認められ、
(株)エコスは、平成21年度「食品リサイクル推進環境大臣賞」奨励賞を受賞しています。

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エコス店舗情報

photo:© happyyuu – Fotolia.com

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